2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本は原子力を捨てられるか

[原発] 奇妙な話がある。福島原発の災害にもかかわらず、今年の夏、東電には充分な発電能力が残されていた。しかし東電は、あえて”節電”を呼びかけることにより、わざわざ”電力不足”を演出してみせた・・というのである。 節電しないと今夏大停電のウソ(週…

原子力に背をむけはじめた世界

[原発] IEA(国際エネルギー機関)の2002年需給見通しによれば、2030年の世界のエネルギー需要は66%増、地球温暖化ガスは70%増になるという(いずれも2000年比)。化石燃料に代わる大規模発電エネルギー源は原子力発電しかない。特に、…

原子力発電に未来があるか?

[原発] 原発の現状を調べていて驚いた。私には技術の細部を判断する資格はないが、大枠でみるかぎり、日本の原子力発電は、出口のない隘路に踏み込んでいるのではないか?原子力発電には、1960年代の出発時から、二つの問題が指摘されていた。ひとつは、…

TPP交渉=交渉の主役は国民だ

[TPP]1 東アジアをはさむ米中間の綱引きで、米国に対して、日本が初めて国益を主張できるチャンスがきた。外交の転機にしたい。2 外交交渉の内容を公開しないという常識は、日本にはあてはまらない。弱い交渉力をおぎなうことができるのは、国民の世論…

農に帰る運動

[農業] 山梨県北杜市増富地区。世田谷区の2倍の面積に人口600人。高齢化率が62%。耕作放棄地は農地の3分の2を占める。最盛期400人いた小学校の生徒が今は7人。典型的な過疎高齢化の山村だが、この村を生き返らせようと、曽根原久司さんが立ち上…

意識改革と連帯の行動

[社会史ノート]東京の街は過ぐる日と比べて特に変わっていない。しかし 内実と底流は大きく変容。天地人がおかしく天変地異が続く。これからどうなるのか、不安・不満・不信がうっ積。少子高齢化と豊かさの裏返しと意識の劣化他が進行。課題が山積し未解決の…

食の安全保障とは強い農業を育てること

[農業] お金さえあれば食は買える。ホリエモンに代表される飽食世代の食意識は甘すぎます。何も起こらなければそれでよいが、食という必需品は、長期的にも、短期的にも、騰落が激しく、かならず価格が急上昇する時期があります。早い話が天候異変はいつでも…

食の価格に鈍感な日本

[農業] 食を供給する耕地は、地球の水資源が制約されるために、もう大きく増えることはない、地球上の人口は、現在の70億人から2050年には93億人まで増えるが、人口増加を養う食の供給は、結局、化学肥料と品種改良による耕地の生産性向上に依存しな…

水資源不足で耕地は増えない

[農業] 10月8日の「世界人口の増加」の続き。 世界の人口は、1960年の30億人から、2011年の70億人まで50年間に2.3倍も増加しました。ところが、その50年間、農地の総耕作面積は減っているのです。上の図は総耕作面積と灌漑耕地面積の…